光と影

今日はちょうど一年前が父の葬儀の日。

山形に居た父の母(祖母)も父の三日後に亡くなり偶然が重なり火葬の日が同日になった。

葬儀場に向かうバスの中でこの世とあの世を区切る線がなんだか薄いシールみたいにペラペラになっていく感じがした。もしかすると身体が無くなれば死は影よりも光なのかもしれないとバスの窓から差し込む午後の日差しの中で漠然と思った。