2024-01-01から1年間の記事一覧
山種美術館へ東山魁夷と日本の夏を観に行く 東山魁夷の海の絵が好きだ。 波と石がぶつかり弾けていく波飛沫の音が聴こえてくるその後に石に染み込んでいく水の流れまで感じる。
東京駅のステーションギャラリーで ジャン=ミッシェル・フォロンの展示へ フォロンの線はふわふわと軽く浮いている 線が紙飛行機の様に色彩を捕まえながら 風をあつめて飛んでいる様だ こんなに長く浮かんでいられるのは気持ちいい。
前日、雨の中バスに乗り武井武雄展へ行く 岡谷の記念館やデパートの展示など何度か観ているのだけど画力と想像力と構成力や版画や製本の技術力の高さと丁寧な仕事にはいつも驚く。
暑すぎてあまり遠くに行きたくなくて でも歩きたいなと思い須田国太郎展へ 須田国太郎なんとなくしか知らなかったけどよかった。なかでも昭和初期に描かれた唐招提寺礼堂の絵を観た時建物が呼吸をしているみたいで静かな気持ちになった。何年か前に行った唐…
久しぶりに山手線で原宿駅を通ってふと思い出した。10代の頃はよく原宿の街を歩いていた。 特別洋服が好きなわけでもないのに なんでいたのかなと思う。 もう25年以上も前なんだな その頃は今より街に情報が溢れていたような気がする。階段に座り街を歩い…
展示室1 熊谷守一の原画は色彩が美しい 茶道具のように絵が醸す存在感の凛々しさ 板に削った輪郭のシャープな線 丁寧な塗りの筆跡のストローク 和菓子のような色彩の瑞々しさ 書の様な緊張感のある面を塗る時の筆跡 熊谷守一が心踊らせた風景が絵になり手紙…
出光美術館へ行き池大雅展へ 風景の空気感が墨の濃淡やわずかな彩色で彩られ こんなに豊かな絵になるものかと感心する。 岩の表現や水の表現は観ていて気持ちがよくいつのまにか絵の世界に入り込んでいた。 中国の洞庭湖を描くのに琵琶湖を見ながら描いた絵…
いつの間にかコロナ禍と言われた時がすぎて その頃なんだか素直に言葉を吐き出せていない気がして ブログを始めてみようと思ったものの時がすぎて 久しぶりに読み返してみたらあまり書いてないなと思いながらも なんとなくその頃の感覚的なものを思い出せた…