感じる白

山種美術館で開催している

速水御舟と吉田善彦の展示へ

コロナになり美術館に行く事が減ってしまったがやはり美術館で絵を観ると気持ちに迫ってくる絵に出会う。目的の絵も良かったが、吉田善彦が法隆寺金堂壁画修復事業をしてる時に法隆寺金堂の壁の白の深みに心を奪われて壁の白を再現しようとして描かれた作品の深い白に心惹かれた。

時の鐘

吉村弘『大江戸 時の鐘 音歩記(おとあるき)』を読んで祐天寺では現在も江戸時代から続く時を知らせる鐘が今も正午に鳴っていると知り祐天寺へ行ってみた。祐天寺の駅は降りた事があったけどお寺には初めて来た。思っていたより大きなお寺で驚いた。12時に鐘を撞くのかと思ってたら11時40分頃に若いお坊さんが来て11時45分から撞きはじめた。思っていた音より硬い音で近くで聴いてると少し痛く感じたので鐘は何度も撞く様子だったので少しずつ離れながら聴いていたら鐘の波動音が空に伸びて祐天寺周辺に響きながら広がっていくのが気持ちよかった。

街の音

吉村弘『街のなかでみつけた音』を少し読んで街の音を意識して歩いてみたら

不思議と立体的に街を感じる事ができるものだと思った。今日は歩きながら二子玉川の橋を渡る時に電車の音や車の音、自転車や足音など意識しながら歩いてみた。橋の下を流れる川の音までは聞こえないけど川の音も反響音として音に影響しているのだろう。

そんな風に耳をすまし音の風景を感じながら街を歩いてみるのも悪くない気がした。

 

 

白隠

白隠の図録を見ていたら

片手を挙げた布袋さんの

絵の上にくずし字で書いた賛があったので

なんて書いてあるのか気になったので写真からくずし字を読み取るアプリで読み取ってみたら見事に読み取れたがやはり少し読み取れてない箇所もあり意味がよくわからなかったので図録の解説を見てたらなんとなく意味は読み取る事は出来た。『若い者共や、隻手の音をきかねば皆たわ事の皮だぞよ さる所の八十二才のおやぢ』と書いてあった。隻手の音って何だろかと調べたら片手の音だった。なるほど。

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14年前にはじめようと思ってた作ったブログが

テスト投稿のみで使われずに残っていました。

14年前はMacのキーボードをカタカタ鳴らしながら文字を打っていたのに今はスマホから音もなく文字が打てる時代になっている。

そんな14年間も眠っていたブログのページから

はじめてみようと思います。